薦田典佳 | ミスディレクションを出来るビジネスマンは使用する

ミスディレクションという言葉ご存知でしょうか。これはマジックなどで使う用語で、あえて観客を別の視点に集中させる事をいいます。

実はこのミスディレクションはビジネスの世界でも使われています。

面倒な上司をミスディレクションするには

これは、あえて指摘しやすいミスを用意しておくことで、相手がそれを指摘して「満足」させるためのまき餌手法です。

例えば税務署などで監査が入るとき、事前に小さなミスを用意しておきます。そして税務署はそこのミスを見つけて指摘をし、満足して帰っていきます。

ですがミスがなければ、税務署などはあらさがしをしたり、ミスがないか重箱の隅をつつくような監査をします。

そうすると企業は痛くもない腹を探られてしまうので、より面倒になってしまうのです。

このミスディレクションは、普通のサラリーマン、サラリーウーマンでも利用可能なテクニックです。

例えば会議などで、いつもうるさい上司のために、あえて会議資料に指摘事項や、抜けを用意しておきます。上司がそこを指摘することで「満足」を覚えさせ、改めて完成した資料を用意するというような手段です。

最初から完璧なものを用意すると、上司は「何か悪い点はないか」とあらさがしをして、無理にでもミスを見つけてきます。

それこそいちゃもんのような「もうちょっとこのテキストサイズ大きいほうが見やすいんじゃないの?」というような指摘もするかもしれません。

このような面倒くさい上司をあえて指摘を用意して満足させるために、ミスディレクションという手法は出来るビジネスマンとしてテクニックとして活用してみましょう。

自己アピールでもミスディレクションは有効

自己アピールで他人に好意をもってもらうために遣えるミスディレクションの手法として、先に自分の悪い点などを紹介してしまうのです。

例えばお客さん先で自己紹介をするときに「自分はそそっかしい性格でして、ご迷惑おかけしないように頑張ります」と自己紹介した場合、営業先の人からするとそんなマイナス要素を最初に自己申告するなんて馬鹿正直な人なんだな。

とういように逆に信頼につながるケースがあります。

一方で、「自分は真面目だけが取り柄なので、真面目にやります!」とアピールした人がアポイントを忘れたりすると「あれだけ真面目アピールしてたのに、アポ忘れるなんて本当は適当な男だな」と大きく悪くとられてしまうのです。

このように欠点は逆手をとって、相手に指摘されるまえに先にミスディレクションで見せておく、というのも自己アピールテクニックで使えます。

対人関係では、相手から好印象を抱いてもらうことができるか、できないかで仕事のやりやすさが変わりますので是非試してみてください。